こどもとおとなの環境会議報告 '2009


2月28日(土)午後1時30分から、北里市民センター講堂で、こまき環境市民会議主催による 「こどもとおとなの環境会議」が開催されました。
昨年に引き続き、市内の学校版環境ISOの取り組みを発表してもらい、約150名の参加者と一緒に環境問題について考えました。
今年は、三ッ渕・小牧南・北里・小木・米野・の5小学校と、小牧西・北里・応時の3中学校の児童・生徒が実際の取り組みを 発表し、それ以外の小・中学校17校は、取り組み紹介のパネルを展示しました。
参加者は、少しでも今後の参考にしようと、展示されたパネルを見たり、各学校の発表を熱心に聞き入っていました。
また、冬休みに小学校4・5年生、中学校1年生に取り組んでもらった「エコチェックシート」の結果も合わせて展示しました。 約4,500名を対象に実施し、70% 3,100名の子どもたちから回答をいただきました。 このエコチェックシートは、こまき環境市民会議が、環境問題を少しでも身近なものとして考えてもらおうと、今年度作成したもの です。
今後も、こまき環境市民会議では、皆さんと一緒に小牧市の環境を良くするために様々な事業を展開していきますので、ぜひご参加ください。

    
開会の言葉を稲垣副会長より



三ツ渕小学校
★テーマゴミの分別の徹底
資源の再利用
★区 分地球温暖化防止
ゴミの分別
発展途上国へのワクチンの寄付
★内 容ペットボトルのキャップを回収し800個でワクチン1個、400人の児童が2個づつ集めることで2人分のワクチンが提供出来る。また地域の皆さんにも協力いただき昨年10月からの5ヶ月間で50000個60人分を寄付出来た。 またゴミの分別が出来ない人にはイエローカードを発行し注意を促した。


小牧南小学校
★テーマ環境への取り組み
ISOの取組
★区 分環境美化
校庭のゴミ拾い
名前を書こうカードの発行
★内 容小牧南小は全員がゴミを拾うのでとてもきれいな学校です。校庭の落ち葉を拾い全校でクラスごとの競争した。 ISO博士の登場名前カードを発行して持ち主を明確にする。 教室にはゴミ分別ボックスがありきちんと分別されている 学校で学んだことは家庭に帰ってもきちんと行っている。


北里小学校
★テーマISOの取り組み
★区 分地球温暖化防止
ゴミの分別収集
リサイクル
★内 容ゴミの分別を行う。
コンビニでもエコバックを使用しよう
アルミ缶や牛乳パックを回収し現金化して環境に役立つゴミ箱等の購入資金とする。
紙リサイクル運動。


小木小学校
★テーマISOの取組
地域との環境活動
★区 分菜の花作り
ケナフ栽培
マイバック作り
★内 容 地域の人(小牧女性の会)たちと一緒に菜の花作り菜種油を搾りドーナツ作りに利用
ケナフ栽培でCO2の削減をし、はがきを作りをした。


米野小学校
★テーマごみ分別
ごみ減量
エコ点検
★区 分環境美化
ごみの分別
★内 容 エコ点検を行いスクールネットで発表
運動場にごみがあると校長先生たちが拾っているので子供たちで拾い美化に努める
イエローカードを発行し注意を促している。


小牧西中学校
★テーマリサイクル
★区 分リサイクル運動
ISO活動
★内 容 アルミ缶・牛乳パックの回収現金化しリサイクルボックス等の購入
全校生徒が参加しゴミの分別収集を行いチェックをし結果を委員会で報告。
点検票をつくり管理を行う。


北里中学校
★テーマリサイクル
地域清掃
★区 分地域清掃
ごみの分別
リサイクル活動
★内 容 リサイクル活動としてアルミ缶・牛乳パック回収を行いポイント発表し表彰状をわたす。
短くなったチョークを集めて再生して利用
職員宣言・生徒宣言を行い学校全体で環境活動を行う。


応時中学校
★テーマ環境美化
ISO化
★区 分ごみの分別
美化活動
節電
リサイクル
★内 容 節電の呼び掛け(スイッチに切り忘れカード貼り注意を促す)
ゴミの分別収集
再利用可能な用紙の回収し再利用
ペットボトル回収エコキャップ回収


発表が終わり質疑応答も活発に行われ自分たちの学校に取り入れようという意欲が伝わりました。
また市会議員の方や一般の方からの質問もあり盛り上がりました。
短くなったチョークの再生やISOをもじった磯野家などユニークな話に話題が集中していました。




最後に米野さわやか会の末松会長が発表の内容や取り組みに対する総評があり、環境にやさしい子に なろうと題してスライドを交えての話に皆真剣に聞き入っていました。また現在の藤前干潟の現状のスライドもあり環境に 対する意識を再確認していました。




その後副島教育長からの全体感想があり盛会のうちに閉会しました
エコチエックシートの結果

家庭でCO2を削減しよう

簡単なチェックシートを使い、毎日の生活の中で自分が出している二酸化炭素(CO2)量を計算し、地球温暖化防止に つなげると共に生活の無駄を見直したいという目的で、昨年12月に、小牧内の小学4・5年生3,107人中学1年生 1,405人の計4,512人に協力を依頼しました。70%の3,098名の方から回答を頂きデータを集計すると共に チェックシートの見直しをし、今後より使いやすいチェックシートを作成し全市の地球温暖化防止に対する意識向上を 目指しています。

チェックシートの記入結果について
・小学校
  児童の○が全体平均では11項目のうち平均で8.3個がつく努力が見られました。
  児童の二酸化炭素 3,515kgの削減がされました。
  家庭では○が全体4項目合計14,748個につきました。
 (参加されない家庭が多かったので平均は出しませんでした)
  家庭の二酸化炭素 2,959kgの削減がされました。

・中学校
  生徒の○が全体平均では11項目のうち平均で7.5個がつく努力が見られました。
  児童の二酸化炭素 1,695kgの削減がされました。
  家庭では○が全体4項目合計6,747個につきました。
 (参加されない家庭が多かったので平均は出しませんでした)
  家庭の二酸化炭素 1,386kgの削減がされました。

  1. 出来なかったのは次の2項目が目立ちました
    3.コンセントを抜く
    7.エコバックを使うが全校通じて出来ていない
  2. 暖房温度を1度さげる努力が見られた。
  3. 電気製品のコンセントを抜くことは難しい。
  4. 車の使用は控えて自転車等を利用した。
  5. レジ袋をやめてマイバック利用するように努力したい。
  6. 衝動買いで無駄な買い物をする
  7. このシートのおかげでエコ・環境に対する考え方が変わった。

今後について
  1. チェックシートの見直しをして誰でも簡単に使えるものにする。
  2. 学校の子供から全戸に普及させたい。
  3. 自分たちの子孫が住みやすい地球にしよう。
  4. いかに無駄遣い(水すら飲めない国があることを)が多いかを認識させることに重点を置きたい。
  5. 何が無駄なのかを具体的に提案し二酸化炭素(CO2)を減らすことにより地球温暖化防止につなげて生きたい。

アンケート集計データは、下記からご覧ください。
   全体
   合計表 
   アンケートコメント
     小学校
     中学校
   アンケート用紙