こどもとおとなの環境会議報告 '2010


2月20日(土)午後1時30分から、東部市民センター講堂で、こまき環境市民会議主催による 「こどもとおとなの環境会議」が開催されました。
小中学生、父兄、市議会議員、桃花台区長および、小牧市教育委員会委員長も見えて約130名の参加者で、昨年に引き続き、 市内の学校版環境ISOの取り組みを発表してもらい、一緒に環境問題について考えました。今年は、桃ヶ丘・篠岡・陶・大城・ 光ヶ丘の5小学校と、篠岡・桃陵・光ヶ丘の3中学校の児童・生徒が実際の取り組みを発表し、それ以外の小・中学校18校は、 取り組み紹介のパネルを展示しました。
参加者は、少しでも今後の参考にしようと、展示されたパネルを見たり、各学校の発表を熱心に聞き入っていました。 また、夏休みに小学校4・5年生、中学校1・2年生に取り組んでもらった「エコチェックシート」の結果も合わせて展示しました。
約6,100名を対象に実施し、3,400名の子どもたちから回答をいただきました。今年はインフルエンザの影響で回答して 頂いたのが約60%と昨年より減りましたが、このエコチェックシートは、こまき環境市民会議が、環境問題を少しでも身近なもの として考えてもらおうと、家庭も巻き込んでどうしたら地球温暖化を防げるかを考えるヒントになると作成したものです。
今後も、こまき環境市民会議では、皆さんと一緒に小牧市の環境を良くするために様々な事業を展開していきますので、ぜひ ご参加ください。

    
開会の言葉を稲垣副会長より

「環境にやさしい小牧になるために、小中学生のうちから環境対策に取り組む姿勢を 育てるために毎年開催しています。小牧がより環境にやさしい町になるとともに、 地球の温暖化防止に努めるように努力しましょう」とのご挨拶の後、 東部の中学3校・小学5校の発表がありました。
地球の温暖化防止に努力しましょう。
環境にやさしいとは、エコについてとはなにかが分かればと、 また、公共施設に設置のペットボトルのキャップ回収についての疑問符をつけられて 各学校の取り組み内容の発表を期待しています、との挨拶をされた後 東部の中学3校・小学5校の発表がありました。

桃ヶ丘小学校
★テーマ節電
ゴミ分別
給食の食べ残し
★区 分3R
ゴミの分別
温暖化防止
★内 容節電を呼びかけたが十分出来なかった今後の課題として、 どうしたら節電をしていくにはどうしたらよいか取り組みを工夫していました。
美化会員が中心となってゴミの分別に取り組み不要な紙の再利用等に取り組んでいく様子が伺える取り組みでした。 また給食の食べ残しを少なくなる工夫にも取り組んでいました。
1〜3学期に徐々に良くなっていったとの報告があり、家庭も巻き込んでISOに取り組んでいってもらいたいものです。


篠岡小学校
★テーマリサイクル運動
電気節約組
ゴミの分別
★区 分3R
リサイクル
ゴミの分別行
★内 容篠岡小は全員がリサイクルディーに参加したくさんの アルミ缶を集めるので集積倉庫がすぐにいっぱいになります。
ゴミはゴミ箱にステッカーを貼り4種類に分別し毎週チェックを 行いゴミの散乱を防いでいます。リサイクルで回収したアルミ缶を売った資金で花の苗を購入して育てることで美化運動になると ともに、心が豊かになるようにしています。


陶小学校
★テーマ分別
給食を残さない
節電
★区 分地球温暖化防止
3R
★内 容マスコットキャラクター「エコッチ」を児童の応募112点から選びエコ運動に役立てている ・ISOクイズも実施して楽しくエコに挑戦している。
ゴミの分別を徹底する掃除の点検のときに分別も点検して結果を 各クラスに手紙で知らせる。
給食の食べ残しチェックは1週間ごとに行っている。
節電チェックはスイッチの近くに ステッカーを張りスイッチの切り忘れの内容に努めている。


大城小学校
★テーマ環境にやさしい学校作り
地域との環境活動
★区 分食べ残しをしない
スイッチを切る
水を大切に使う
★内 容 意識向上に児童・先生たちと協力して「食べ残し・スイッチの切り忘れ・水を大切に使う」 等点検票を作り公表して努力結果を発表している。
又環境新聞を作り、掲示したり廊下の掲示板にやTV集会などでPR活動を 行った。それから正しいゴミの分別方法の話し合いを行い、白・緑・赤のそれぞれに入れる後に学習の実施。アルミ缶リサイクル 活動を年に2回おこない、売却しエコ関連に役立てている。給食委員は給食ゴミの分別結果を新聞で公表。意識向上に努めると ともに先生の協力も得て環境保護に対して前向きに進めている。


光ヶ丘小学校
★テーマ蛍育て
菜の花栽培
てんぷら油の回収
★区 分環境美化
地球温暖化防止
★内 容ペットボトルのキャップ回収を行いリサイクルを行うとともに、貧しい国に対してワクチン購入費としている。
学習の一環として菜の花プロジェクトを小牧市女性の会の方に協力頂いて菜の花を育て油を絞り法隆寺に寄進している。
ホタルを 育てて大山川に放流している。
てんぷら油の回収を1年間に467リットル集めてゴミ収集車の燃料として再利用している。
継続的に取り組んでいくことで工夫を行い新しい方法を取り入れていくことが大切です。


小学校の発表が終わり質疑応答風景






篠岡中学校
★テーマ生徒向けISO宣言(3つの取り組み)
★区 分節電
節水
資源回収
★内 容教室を開けるときには電気を消す習慣をつける。蛇口にシールを張り節水の呼び掛けを行う。 コピー用紙の裏面の利用し紙の使用量の削減使用済の封筒も行内連絡なおに再利用を行う。


桃陵中学校
★テーマ身近な所から環境にやさしい活動を
★区 分3Rへの取り組みの徹底
★内 容 リデュース 電気・水の節約、もったいない運動の展開を1週間単位で行い残再ゼロのクラスの表彰。壁面緑化に 取り組み校内温度の調節、 リユース リュースボックスを設置して、先生方も協力して裏紙利用などして紙の節約。 リサイクル 教室に4種類の分別ボックスを設置し掃除終了後点検し注意をする。リサイクルパーフェクト週間を行い資源回収を 行う。
3Rも定着して来つつあるがリサイクルペーパーについてはまだまだである。合言葉をを持って行う事でもったいない運動の輪が 広がった。


光ヶ丘中学校
★テーマ分別への取り組み
★区 分分別の徹底
★内 容 各クラスに4種類分別ボックスを設置するとともに用紙ボックスも設置し神の再利用に心がけ、再利用の点検活動の充実、分別確認票を作成し毎日点検の実施。達成状況をグラフ化し掲示。ペットボトルのキャップ回収運動を行い開発途上国にワクチンの寄付。 ISOの認知度意識調査を環境委員が行いグラフ化した。


中学校の発表が終わり質疑応答風景




質疑応答内容
発表が終わり質疑応答も活発に行われ自分たちの学校に取り入れようという意欲が伝わりました。 また市会議員、地元区長の方や一般の方からの質問もあり盛り上がりました。 学校の壁面緑化については皆さん興味いっぱいで校舎2階まで伸びないかとか種はどうした等取り入れたい学校もあったようでした。 2階まで伸ばすには種まきの時期が大切だとのことでした。又付近の環境でゴミの散乱や犬のフンが多いとの地元の方からの質問も ありました。 また、ペットボトルのキャップについては、集めて発展途上国のワクチン購入費として寄付することは大切であり良いことだとの 意見がある一方その前にペットボトルをなくすこと(マイボトル)が大切だとの意見も出ました。やはり環境悪化を防ぐには原因を 作らないことから始めなくては駄目だと思います。



最後にこまき環境市民会議副会長(米野さわやか会 末松会長)が発表の内容や取り組みに対する総評が あり、環境にやさしい子になろうと題してスライドを交えての話に皆真剣に聞き入っていました。環境ISOの取り組みのテーマを 決めるときに重要なことである。今何が問題に思うかみんなで意見を出し合ってみる。そして自分たちにとって一番大切な取り組み は何かを決める。地域の人と共に取り組むことも考て見る。学校で取り組んだことはお家や地域で実行することがとても大切。


家庭でCO2を削減しよう

簡単なチェックシートを使い、毎日の生活の中で自分が出している二酸化炭素(CO2)量を計算し、地球温暖化防止に つなげると共に生活の無駄を見直したいという目的で、昨年12月に、小牧内の小学4・5年生3,107人中学1年生 1,405人の計4,512人に協力を依頼しました。70%の3,098名の方から回答を頂きデータを集計すると共に チェックシートの見直しをし、今後より使いやすいチェックシートを作成し全市の地球温暖化防止に対する意識向上を 目指しています。

チェックシートの記入結果についてアンケート集計データは、下記からご覧ください。

   全体     合計表

  アンケートコメント(文章は原文のままです)
   小学校     中学校    アンケート用紙