こどもとおとなの環境会議報告 '2011


2月20日(日)午後1時30分から、味岡市民センター講堂で、こまき環境市民会議主催に よる「こどもとおとなの環境会議」が開催されました。
小中学生、父兄、先生、市民の方約130名の参加者で、昨年に引き続き、市内の学校版環境ISOの取り組みを発表してもらい、 一緒に環境問題について考えました。今年は、小牧・村中・本庄・味岡・一色・小牧原の6小学校と、味岡・小牧・岩崎の3中学校 の児童・生徒が実際の取り組みを発表し、それ以外の小・中学校17校は、取り組み紹介のパネルを展示しました。 参加者は、少しでも今後の参考にしようと、展示されたパネルをみたり、各学校の発表を熱心に聞き入っていました。また、 夏休みに小学校4・5年生、中学校1・2年生に家族とともに取り組んでもらった「エコチェックシート」の結果も合わせて 展示しました。
9,086名を対象に実施し、6,559名の子どもたちから回答をいただきました。このエコチェックシートは、 こまき環境市民会議が、環境問題を少しでも身近なものとして考えてもらおうと、家庭も巻き込んでどうしたら地球温暖化を 防げるかを考えるヒントになると作成したものです。
今後も、こまき環境市民会議では、皆さんと一緒に小牧市の環境を良くするために様々な事業を展開していきますので、 ぜひご参加ください。

         
開会の言葉を稲垣会長より

「環境にやさしい小牧になるために、小中学生のうちから環境対策に取り組む姿勢を育てるために毎年開催しています。 ごみを減らすことを目標として、地球の温暖化防止に努めるように努力しましょう」とのご挨拶の後、中学3校・小学6校の 発表がありました。

エコについてとはなにかが分かればと、また、公共施設に設置のペットボトルのキャップ回収については集めるより減らす ことが大切では、各学校の取り組み内容の発表を期待しています。



小牧小学校
★内 容
  1. 環境委員会・清掃委員会・・・・きれい きれい週間
  2. 小牧エコキッズ・・・アルミ缶・牛乳パック・資源回収
  3. マイバッグ作り  6年生
  4. 環境学習・・・廃食油でキャンドル作り・リサクル工作。
  5. エコキャップを63,400個回収し約79人分のワクチン購入に協力した。
  6. 地球が危ない!!と聞いたが何をしてよいかわからず、いろいろ勉強して  てんぷら油の回収やマイバックづくりを行った。
  7. まきっこフェスタを行いみんなとふれあい、地球にやさしい工夫をしている。


本状小学校
★内 容
  1. エコキャップ運動(ポリワクチン)回収ボックス設置(地域含む)
  2. リサイクル運動・・牛乳パックアルミ缶回収・・ドーナツディスク購入
  3. リサイクル集会・・劇、クイズなどでエコ啓発
  4. これからの取り組みとしてもっとたくさんのエコキャップ回収協力者をふやす。


村中小学校
★内 容
  1. ISO委員会
  2. 個人用点検カード→啓発活動→月・木ミックスペーパー・ビニールプラごみなど回収
  3. 児童集会→ぴかぴか週間・・・・念入りに清掃
  4. 共通箇所(廊下など)ごみが多いので、学校全体がきれいになるようにゴミ拾いに心がける。
  5. 「場を磨けば心も磨ける」を合言葉に!


味岡小学校
★内 容
  1. 全校集会でISO運動の取り組み、ごみを減らす運動、分別ボックスに表示の徹底。
  2. エコクイズで低学年に啓発
  3. ソーラーパネル
  4. 登校時にごみ拾い
  5. 人は毎日接するものに心が似ていく!!毎日を大切にしよう。


一色小学校
★内 容
  1. 4つの取り組み
    1. 使わない部屋の電気道具(ヒーター等)のスイッチを切る
    2. 使わない部屋の照明を消す
    3. ごみの分別→教室のごみ箱に分別表示、点検の実行
    4. 地球を守ろう運動→家庭のごみをみんなが学校で分別、旗を立てて!
      (地域の人にも協力をしていただく)
  2. 節電、分別、牛乳パック回収
  3. 資源回収・・・・業者引き取り・・環境備品購入
  4. ペットボトルのキャップ回収運動を行いワクチン購入に役立てる


小牧原小学校
★内 容
  1. 代表委員
  2. 工夫と協力できれいな学校に!
  3. エコキャップ運動
  4. ごみ減量
  5. 原っ子フェステバルを開催しごみの減量などみんなで協力して行っている。
    1. 腕相撲で絆つくり
    2. 実験教室開催
    3. カラーコンを使ったお化け屋敷
    4. スタンプラリーの実施(ごみを減らす)


小学校の発表が終わり質疑応答風景


小学校の発表が終わり、自分たちの学校で取り組んでいない項目に対してどのような方法で、ペットボトルキャップ回収活動して いるのですか?質問に対して地域や家庭の方に協力して頂くことにより回収量が増えました、とか曜日を決めて回収することに より一度に多くのキャップが集まり時間が節約できた等盛んにやり取りが行われました。
またごみの分別は学校だけでは出来ないので校区の皆さんの協力で学校の周りから地域全体への広がりが出来ますよとの提案も ありました。



味岡中学校
★内 容
  1. 環境問題は避けて通れないことだ。
  2. 美しい環境にすれば心も美しくなる。
  3. 美しい心と美しい環境を!
  4. エコ強化週間・・アンケート意識調査
  5. がんもり週間・・食べ残しをなくす
  6. エコキャップ回収
  7. 清掃活動  クリーンハッピー運動
  8. 通学路美化をして行こう


岩崎中学校
★内 容
  1. 環境委員・・草花の植え替え、落ち葉拾い
    (学校をより美しくする、倹約、省エネ)
  2. 緑化運動・・ヒヤシンス(卒、入時に使用)
  3. 週末に環境によいことをしているか調べる(節電、分別等)


小牧中学校
★内 容
  1. 環境委員
  2. エコキャップ、切手、アルミ缶回収
  3. 注文ボランティアへの積極参加・・・清掃、まつりの手伝い
  4. ISO活動・・節水、節電、紙の両面使用、太陽光パネル、地域清掃


中学校の発表が終わり質疑応答風景




質疑応答内容
発表が終わり質疑応答も活発に行われ自分たちの学校に取り入れようという意欲が伝わりました。 また市民の方からの質問もあり盛り上がりました。又付近の環境でゴミの散乱や犬のフンが多いとの地元の方からの質問も ありましたがこれは学校というよりは地元の方のマナーに期待するしかないとの毛が多く聞こえました。
また、ペットボトルのキャップについては、集めて発展途上国のワクチン購入費として寄付することは大切であり良いこと だとの意見がある一方その前にペットボトルをなくすこと(マイボトルを使う)が大切だとの意見も出ました。 やはり環境悪化を防ぐには原因を作らないことから始めなくては駄目だとの。



エコクイズにチャレンジ


環境に関するクイズで、ほっと一息、トンチを取り入れたクイズで盛り上がりました。
クイズは朝日と夕日はどちらが重い等のトンチクイズからペットの排泄物は違反か?地球温暖化になるとどういう地球に なるか等のクイズがあり各学校単位で番号札を上げて盛り上がるとともに、なるほどとかあれそうだったんだなどの声が 上がりました。
ふだんの生活で気の付かないことがたくさんあるんだなとの声があちこちから聞こえてきました。 勉強になったとの声も上がっていました。



講  評
最後にこまき環境市民会議副会長(米野さわやか会 末松会長)が発表の内容や取り組みに対する総評が あり、環境にやさしい子になろうと題してスライドを交えての話に皆真剣に聞き入っていました。環境ISOの取り組みのテーマを 決めるときに重要なことである。今何が問題に思うかみんなで意見を出し合ってみる。そして自分たちにとって一番大切な 取り組みは何かを決める。地域の人を巻き込んで考えて見る。学校で取り組んだことは家庭や地域で実行することがとても大切。 発表もだいぶ慣れてきて何を伝えたいか、どのようにしたら皆さんに理解して頂けるかがわかってきたようです。




家庭でCO2を削減しよう
簡単なチェックシートを使い、毎日の生活の中で自分が出している二酸化炭素(CO2)量を 計算し、地球温暖化防止につなげると共に生活の無駄を見直したいという目的で、22年夏休みに、小牧内の小学4・5年生 3,095人中学1・2年生2,896人の計5,991人に協力を依頼しました。
72%の4,295名の方から回答を頂き データを集計すると共にチェックシートの見直しをし、今後より使いやすいチェック シートを作成し全市の地球温暖化防止に対する意識向上を目指しています。
チェックシートの記入結果についてアンケート集計データは、下記からご覧ください。

全体
http://komakikankiyoushimikaigi.jp/22nen/houkoku.pdf

合計表
http://komakikankiyoushimikaigi.jp/22nen/siyukei.pdf

コメント一覧(コメントは原文のままです)
http://komakikankiyoushimikaigi.jp/22nen/komento.pdf

記入チェックシート
http://komakikankiyoushimikaigi.jp/22nen/eko.pdf